子どもの「睡眠不足」、気づいていますか?――必要な睡眠時間の目安と、家庭でできる眠りの整え方
「何度言っても夜ふかしが直らない」「朝、なかなか起きてこない」。子どもの睡眠は、多くのご家庭が一度は頭を悩ませるテーマです。叱っても布団に入るだけで眠れるわけではなく、親子でぐったり、ということも少なくありません。
この記事では、子どもの睡眠について知っておきたい基本と、家庭で無理なく試せる工夫を整理します。埼玉県西部の富士見市・ふじみ野市・川越市・志木市・新座市などでも、塾や習い事、部活動で帰宅が遅くなるお子さんの声はよく聞かれます。ご家庭の事情はそれぞれですので、できそうなことから取り入れてみてください。
子どもに必要な睡眠時間の目安
国の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、年代ごとの目安として、小学生は9〜12時間、中学生・高校生は8〜10時間程度が示されています。ただし、必要な睡眠時間には個人差があります。数字はあくまで目安とし、日中に眠気が強くないか、朝の機嫌はどうかといった、お子さん自身の様子もあわせて見ていきましょう。最新の内容は、厚生労働省の公式情報でご確認ください。
睡眠不足のサインと、見落としやすい背景
- 朝なかなか起きられず、ぐずることが多い
- 日中にぼんやりする、授業中にうとうとする
- イライラしやすい、感情の波が大きい
- 休日に昼近くまで寝てしまう
こうしたサインは、睡眠不足のほか、生活リズムのずれや、心身の疲れが背景にあることもあります。「怠けている」と決めつけず、まず生活全体を振り返ってみることが大切です。
家庭で試せる、眠りやすい環境づくり
- 起きる時間をそろえる:寝る時間より、朝起きる時間と朝の光を先に整えるほうが、リズムが安定しやすいといわれます。
- 寝る前の画面時間を見直す:スマホやゲーム、動画は、就寝の少し前までにしまう家庭内ルールを、親子で話し合って決めてみましょう。
- 寝る前の流れを決める:入浴、歯みがき、絵本や静かな会話など、毎日同じ流れにすると、体が眠る準備をしやすくなります。
- 夕方以降の予定を詰めすぎない:習い事や宿題の時間配分を見直し、ゆとりのある夜をつくります。
- 寝室を整える:明るさや音、室温を、お子さんが心地よい状態にします。
すべてを一度に変える必要はありません。ひとつだけ選んで、1〜2週間続けてみるくらいの気持ちで十分です。
ありがちな誤解
- 「休日にたっぷり寝れば取り戻せる」:休日の寝だめは、かえって平日との生活リズムのずれを大きくすることがあります。
- 「寝かせようと厳しく叱れば解決する」:叱られた緊張や不安で、かえって寝つけなくなることもあります。
- 「夜ふかしは本人のやる気の問題」:思春期は体内時計が夜型に傾きやすい時期ともいわれ、意志の弱さだけが原因とは限りません。
ひとりで抱え込まないために
生活リズムを整えても、朝どうしても起きられない状態が続く、眠れないことで学校に行きづらくなっている、といった場合は、心や体の不調が関係していることもあります。学校の担任やスクールカウンセラー、かかりつけの小児科など、身近な相談先を頼ってみてください。教育援護会でも、お子さんの学校生活に関するご相談を伺っています。
編集部からのメッセージ
睡眠の悩みは、どのご家庭にも起こりうる、ごく身近なものです。「早く寝かせなければ」と焦るほど、親子ともに疲れてしまうこともあります。できているところに目を向けながら、少しずつ、お子さんに合ったリズムを一緒に探していきましょう。
教育援護会について
本サイト「教育援護会」は、埼玉県富士見市を拠点に教育・子育てのサポートを行うNPO法人です。富士見市から教育相談窓口の委託を受けており、不登校サポート・学び直し・独自奨学金・地域ボランティアを通じて、お子さま・保護者・地域に寄り添う活動を続けています。
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