親戚や近所の「学校は?」がつらいとき――不登校の子を支えながら働く親の、周りの目との付き合い方
「学校は?」「どこか悪いの?」「甘やかしてるんじゃない?」──親戚の集まりやご近所での立ち話で、こんな言葉に胸がちくりとした経験はありませんか。平日の昼間にお子さんが家にいること、そして仕事の合間に気を張っていることだけでも十分大変なのに、周りの目まで気になると、心が休まる場所が減ってしまいます。
この記事では、不登校のお子さんがいる家庭が、親戚や近所の視線・言葉とどう付き合うかを、仕事をしながらでも無理なくできる範囲で一緒に考えます。「こうすれば気にならなくなる」という答えはありませんが、少し楽になるヒントを拾っていただければ幸いです。
「周りの目」がつらく感じやすい場面
- 親戚の集まり:お盆・お正月などで、お子さんの近況を聞かれる
- ご近所との立ち話:平日の昼間にお子さんを見かけられ、事情を聞かれる
- 職場:急な休みや早退が続き、理由をどこまで話すか迷う
- 保護者同士の付き合い:他の家庭の子の進路や成績の話題が出る
悪気のない一言でも、不安なときほど深く刺さることがあります。「気にしすぎ」と自分を責めなくて大丈夫です。
まず知っておきたい、「周りの目」の正体
- 多くの場合、相手は不登校についてよく知らないだけで、心配や関心から口にしている
- 文部科学省の調査によると、不登校の児童生徒は近年増え続けており、特別なご家庭だけの話ではありません(最新の数字は文部科学省の公表資料でご確認ください)
- お子さんが休んでいるのは、怠けや親の育て方の結果とは限りません。理由は一つに絞れないことがほとんどです
- 周りの目を強く感じるときは、親自身が疲れているサインのこともあります
今日からできる、無理のない付き合い方
すべてに正面から答える必要はありません。場面ごとに、使いやすい「型」を一つ持っておくと気持ちが少し軽くなります。
- 短い定型の返事を用意する:「今はゆっくり休む時期にしているんです」「本人のペースを大事にしています」など、詳細を話さずに済む一言
- 話したくないときは話題を変える:「ありがとう、また落ち着いたら話しますね」で十分です
- 伝える相手を選ぶ:全員に説明せず、事情を知っておいてほしい人(祖父母や信頼できる親族など)にだけ、短く共有する
- お子さんの前で話題にしない:親戚の集まりでは、本人のいないところで話す・本人が行きたくなければ無理に連れて行かない、という選択もあります
- 職場には必要な範囲で:「家庭の事情で、急な調整をお願いすることがあります」程度から始め、詳しい事情は話せる相手にだけ伝える
祖父母に頼る場面については祖父母に預けて働くときの記事も参考にしてください。
やってしまいがちなこと・よくある誤解
- 全部の言葉に反論・説明しようとする:消耗しやすく、相手が変わらないこともあります
- 「世間体」のためにお子さんを無理に外へ出す:本人の負担が増え、かえって回復が遠のくことがあります
- 周りに隠し通そうとして孤立する:一人で抱えるほど、つらさは増しやすいようです
- 自分の育て方を責め続ける:原因探しより、今できることを小さく見つけるほうが続きやすいです
気持ちを預けられる場所・窓口
- 同じ立場の保護者とつながる場:親の会という選択肢
- 相談に足が向かないときの考え方:相談するのが怖い・恥ずかしいと感じたら
- 疲れが続くとき:もう疲れたと感じたら
- 学校(担任・スクールカウンセラー)や、お住まいの市町の教育相談窓口。富士見市・ふじみ野市・志木市・川越市・新座市など、それぞれに窓口があります
編集部からのメッセージ
周りの言葉に揺れてしまうのは、お子さんのことを真剣に考えているからこそです。すべての人に理解してもらう必要はありません。わかってくれる人が少しいれば、それで十分な日もあります。うまく受け流せなかった日があっても、それは失敗ではありません。仕事も家庭も頑張っている自分を、どうか認めてあげてください。
教育援護会について
本サイト「教育援護会」は、埼玉県富士見市を拠点に教育・子育てのサポートを行うNPO法人です。富士見市から教育相談窓口の委託を受けており、不登校サポート・学び直し・独自奨学金・地域ボランティアを通じて、お子さま・保護者・地域に寄り添う活動を続けています。
- 🌱 不登校生サポート・保護者相談
- 📘 学び直し・高卒サポート
- 💴 独自奨学金制度・教育ローン
- 🎵 チャリティコンサート(収益は奨学金活動へ)
- 🧹 地域ボランティア活動
「相談していいのかな?」と迷うレベルでもまずはお声掛けください。お問い合わせフォーム または kyouikuengokai@gmail.com までメールでどうぞ。
親が働く間も、子の在宅学習を見守る「ホームスクール見守り」
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