不登校の三者面談、仕事を休んでまで行くべき?――呼ばれたときの心構えと聞いておきたいこと
学校から「三者面談を行いますので、ご都合のよい日時を」と連絡が来たとき、不登校の子を持つ保護者の胸には、複数の感情が一度に浮かぶかもしれません。「また仕事を休まなければならないのか」という現実的な心配と、「今、うちの子について何を話されるのだろう」という緊張と。特に平日日中しか面談枠がない学校も多く、休みを取りづらい職場に勤めている方にとっては、日程調整そのものが大きな負担になります。今日は、不登校の子の三者面談・保護者面談にどう向き合うか、仕事との兼ね合いも含めて一緒に考えてみたいと思います。
「仕事を休んでまで行くべきか」に、決まった正解はない
結論からいえば、三者面談に必ず本人・保護者そろって出席しなければならない、という決まりはありません。学校によっては、保護者だけの面談に切り替えたり、電話やオンラインでの面談に応じてくれたりするところもあります。「休まないと親失格」というものでは全くなく、むしろ大切なのは「休めるかどうか」よりも「学校と、今の子どもの状況についてどう情報を共有するか」という中身の部分です。休みを取れる範囲で調整しつつ、難しい場合は代替手段を学校に相談してみる、というスタンスで十分です。
面談前に押さえておきたいポイント
- 面談の目的を先に確認する――進路の話なのか、出欠状況の共有なのか、学校側が何を話したいのかを事前に聞いておくと、当日の心構えがしやすくなります
- 本人が同席するかどうかを早めに決める――無理に連れて行くと本人の負担になることもあるため、子どもの意向を確認しておきましょう
- オンライン・電話での面談が可能か聞いてみる――学校によっては柔軟に対応してくれる場合があります
- 聞きたいことをメモにして持参する――緊張する場でも、書いたものを見ながら話せると聞き漏らしを防げます
- 家庭での様子を一言でまとめておく――「最近は少し落ち着いている」「まだ気持ちが揺れている」など、担任に伝えたい現状を短くメモしておくと話しやすくなります
今日からできる具体的なアクション
- 面談の案内が来たら、まず職場の休み希望をいつまでに出せばよいか確認する
- 都合のつく日時が学校の候補にない場合、遠慮せず「この日は難しいので調整できますか」と担任に伝えてみる
- 本人が同席を嫌がる場合は、「保護者だけで先に話を聞いて、後で内容を共有する」という形にできないか相談する
- 面談で聞きたいことを3つ程度に絞って、事前にメモしておく(例:出席の扱い、今後の学習の進め方、次にいつ連絡を取り合うか)
- 面談後、話した内容を簡単にメモに残し、次回の面談や他の窓口に相談する際に振り返れるようにしておく
特別な準備をしなくても、「何を聞きたいか」を事前に整理しておくだけで、限られた面談時間を有効に使いやすくなります。
やってはいけないこと・よくある誤解
- 「仕事があるから」と面談自体を避け続けてしまう――学校とのつながりが途切れると、本人に必要な情報や支援が届きにくくなります。難しい事情は率直に伝え、代替の方法を一緒に探してもらいましょう
- 面談の場で、本人の前で過去の失敗や欠席日数を細かく指摘してしまう――子どもが同席する場合、責められていると感じる言葉は避けたいところです
- 先生の言葉を「正しい答え」として鵜呑みにし、家庭の実感とのズレを飲み込んでしまう――違和感があれば、その場で「うちではこう感じています」と伝えて構いません
- 一度の面談ですべてを解決しようとしてしまう――面談は一度きりの場ではなく、継続的なやり取りの一つの機会だと捉えると気が楽になります
頼れる窓口・選択肢
面談の日程調整そのものが難しい場合や、担任とのやり取りだけでは不安が残る場合は、スクールカウンセラーや教育相談窓口に間に入ってもらうという方法もあります。富士見市をはじめ、ふじみ野市・川越市・志木市・三芳町・新座市など東武東上線沿線の自治体には、それぞれ教育相談の窓口が設けられています。担任との一対一のやり取りに気詰まりを感じるときは、こうした第三者的な立場の窓口を経由することで、話しやすくなることもあります。
編集部からのメッセージ
三者面談の案内一つで、仕事のやりくりや心の準備に頭を悩ませる保護者の方は少なくありません。無理に休みを取って完璧に対応しようとしなくても、学校側と「できる範囲でつながっておく」ことができれば、それで十分です。面談は子どもを評価される場ではなく、これからのことを一緒に考えるための時間だと捉えて、肩の力を抜いて臨んでいただければと思います。
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