不登校の子がいる家庭の転職・求職活動――面接や職場にどこまで話す?両立できる働き方の探し方
「今の仕事を続けながら不登校の子と向き合うのは難しいかもしれない」「転職して、もっと融通のきく働き方に変えたい」――そう考え始める保護者は少なくありません。けれど、いざ求人を探し始めると、新しい悩みにぶつかります。面接で今の家庭の状況をどこまで話せばいいのか、正直に伝えたら不利になるのではないか、そもそも今の状態で転職活動をする余力があるのか。仕事を変えるという決断そのものが、また新たな不安のタネになってしまうこともあります。
この記事では、不登校の子どもがいる家庭が転職・求職活動を進めるときに、知っておきたい考え方や工夫を一緒に整理していきます。焦って結論を出す必要はありません。今の自分たちに合ったペースを見つけるための材料として読んでいただければと思います。
まず押さえておきたいポイント
- 面接で家庭の事情をどこまで話すかに、決まった正解はありません。求人内容や職種によって「勤務時間の融通が利くか」を確認する程度にとどめる方法もあれば、事情をある程度伝えたうえで働き方を相談する方法もあります
- 「不登校」という言葉を使わずに、「子どもの生活サポートのため、勤務時間に一定の融通がほしい」という形で伝える保護者も多くいます。事情の開示レベルは自分で選んでよいものです
- 転職活動そのものが、心身に負担をかけることがあります。子どものことで手一杯なときに無理に活動を進める必要はなく、情報収集だけを先に始めるという進め方もあります
- 在宅勤務やフレックスタイム、時短勤務など、働き方の選択肢を提示している求人が増えてきています。求人票の「勤務時間」「リモートワーク可否」の欄は、以前より丁寧に確認する価値があります
- 今の職場に「時差出勤」「時短勤務」などの制度が既にある場合、転職より先に社内制度の活用を検討したほうが、結果的に負担が少ないこともあります
今日からできる具体的なアクション
- 転職を決める前に、まず今の職場の就業規則を確認し、時差出勤・時短勤務・在宅勤務などの制度がすでにあるかを調べてみる
- 求人を探すときは「フルリモート」「フレックスタイム制」「時短勤務相談可」といったキーワードで絞り込み、働き方の選択肢が広い求人をリストアップしてみる
- 面接で聞かれたときに備えて、家庭の事情をどこまで話すか、自分なりの「伝え方の台本」を事前に用意しておく。話す範囲を決めておくだけで、当日の負担がかなり軽くなります
- 富士見市・ふじみ野市・川越市・志木市・新座市など近隣エリアには、地域の就労支援窓口やハローワーク(公共職業安定所)で個別相談ができる窓口があります。転職活動の進め方そのものを相談してみるのも一つの方法です
- 転職活動を始めるタイミングは、子どもの状況が落ち着いてからでも構いません。「今すぐ動かなければ」と焦らず、情報収集だけを先に進めておくという選択肢も持っておきましょう
やってはいけないこと・よくある誤解
- 「正直に全部話さないと不誠実だ」と思い込み、聞かれてもいない家庭の詳しい事情まで面接で話してしまうこと。開示する範囲は自分でコントロールしてよいものです
- 「不登校の親だから採用されないだろう」と最初から思い込み、応募すること自体を諦めてしまうこと。働き方に理解のある職場は増えてきています
- 子どもの状況が不安定なまま、無理に転職活動を急いで進め、心身の負担を増やしてしまうこと。転職は「いつか」の選択肢として持っておくだけでも十分です
- 一人で抱え込み、就労支援の窓口やハローワークなど外部の相談先を使わずに手探りで進めてしまうこと
頼れる窓口・選択肢
転職や働き方の見直しを考え始めたら、一人で判断せず、次のような窓口も活用してみてください。
- 最寄りのハローワーク(公共職業安定所)――求人紹介だけでなく、働き方の相談に応じてくれる窓口があります
- お住まいの自治体の就労支援・子育て支援の窓口――両立に関する相談を受け付けている場合があります
- 今の職場の人事担当――転職を考える前に、社内制度の活用余地を確認してみる価値があります
- 当団体のような、不登校の家庭を支えるNPOの相談窓口
制度や支援内容は自治体や時期によって変わることがあります。詳しくは各窓口の最新の案内で確認することをおすすめします。
編集部からのメッセージ
仕事のことと子どものこと、両方を同時に考えるのはとても大変なことです。「今の仕事を辞めるべきか」「転職しても大丈夫か」に唯一の正解はなく、家庭ごとに合う形は違います。焦って決断を急ぐ必要はありません。まずは情報を集めるところから、少しずつ自分たちのペースで考えていってもらえたらと思います。
教育援護会について
本サイト「教育援護会」は、埼玉県富士見市を拠点に教育・子育てのサポートを行うNPO法人です。富士見市から教育相談窓口の委託を受けており、不登校サポート・学び直し・独自奨学金・地域ボランティアを通じて、お子さま・保護者・地域に寄り添う活動を続けています。
- 🌱 不登校生サポート・保護者相談
- 📘 学び直し・高卒サポート
- 💴 独自奨学金制度・教育ローン
- 🎵 チャリティコンサート(収益は奨学金活動へ)
- 🧹 地域ボランティア活動
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