不登校の子と仕事、有給休暇を使い果たしたらどうする?――両立を続けるための働き方の選択肢
通院の付き添い、学校や教育相談窓口との面談、体調が不安定な日の在宅対応――不登校の子と向き合う日々は、思っている以上に「仕事を休む理由」が積み重なっていきます。気づけば有給休暇はほとんど使い切ってしまい、「この先どうやって仕事を続けていけばいいんだろう」と不安になっている保護者の方も多いのではないでしょうか。
富士見市やふじみ野市、志木市、川越市、三芳町、新座市など東武東上線沿線のご家庭からも、教育相談の場で「有給がもう残っていない」「これ以上休むと評価に響きそう」といった切実な声を伺うことがあります。今回は、有給休暇を使い切った後も無理なく仕事と両立していくための働き方の選択肢を、一緒に整理してみたいと思います。
有給を使い切る前に、押さえておきたい視点
- 「毎日休む」以外の関わり方もある――終日の付き添いが必要な日と、電話やメールでの見守りで足りる日を分けて考えると、有給の消費ペースが変わってくることがあります。
- 会社の制度は有給休暇だけではない――時差出勤、フレックスタイム制度、在宅勤務(テレワーク)、時短勤務制度など、会社によって用意されている制度は意外と幅があります。
- 「特別休暇」の規定を確認する――会社独自の看護休暇や、慶弔休暇以外の特別休暇が就業規則に定められている場合があります。人事担当や総務に一度確認してみる価値はあります。
- 法定の「子の看護休暇」制度――法律上定められた休暇制度もありますが、対象年齢や取得できる事由は制度改正で変わることがあります。お子さんの状況に当てはまるかどうかは、就業規則や人事担当に直接確認するのが確実です。
今日からできる、働き方を整えるアクション
- 就業規則を一度読み直してみる――「有給休暇」のページだけでなく、休暇制度全体、時短勤務、テレワーク規定のページまで目を通してみましょう。知らなかった制度が見つかることがあります。
- 上司に「状況」を先に伝えておく――具体的な休暇申請の前に、「子どもが学校に通えていない時期が続いていて、今後も急な休みや時間調整が必要になるかもしれない」と早めに共有しておくと、いざというときの相談がしやすくなります。
- 1週間分の予定を「見える化」する――通院や面談の予定をあらかじめカレンダーに入れておき、休む必要がある日を早めに職場へ伝えられるようにしておきましょう。
- 家族内で分担できないか話し合う――父母どちらか一方に負担が偏っていないか、きょうだいや祖父母に頼れる部分がないか、一度棚卸ししてみましょう。
- 教育相談窓口に「働きながらの両立」として相談する――教育相談は子どもの学習面だけでなく、保護者の働き方の悩みも受け止めてくれる窓口です。一人で抱え込まず、状況を話してみることから始められます。
やってはいけないこと・よくある誤解
- 「休めないから仕事を辞めるしかない」と一人で決めつけない――退職は最終手段の一つであって、唯一の答えではありません。時短勤務やテレワークへの切り替えなど、間に挟める選択肢がまだ残っていることも多いです。
- 職場に何も伝えないまま無理を続けない――「迷惑をかけたくない」という気持ちから状況を隠してしまうと、いざというときに相談しづらくなります。すべてを詳しく話す必要はありませんが、大まかな状況共有は早めにしておくと安心です。
- 「有給を使い切った=打つ手がない」ではない――有給休暇はあくまで数ある選択肢の一つ。他の制度や周囲の助けと組み合わせることで、まだ調整できる余地があることを知っておいてください。
頼れる窓口・選択肢
会社の人事・総務のほか、お住まいの自治体の教育相談窓口や子育て支援窓口でも、働きながら子どもと向き合う保護者向けの情報を持っていることがあります。ファミリー・サポート・センター事業や一時預かり事業など、費用を抑えて頼れる公的支援を案内してもらえる場合もあります。「仕事の悩みも聞いてもらっていいのだろうか」と迷わず、今の状況をそのまま伝えてみることから始めてみてはいかがでしょうか。
編集部より
有給休暇を使い切ったときの焦りは、「これ以上仕事と両立できないのでは」という不安そのものだと思います。ですが、働き方には有給休暇以外にもさまざまな選択肢があり、家庭内での分担や周囲のサポートと組み合わせることで、無理のない形が見えてくることもあります。一人で抱え込まず、少しずつ整えていきましょう。
教育援護会について
本サイト「教育援護会」は、埼玉県富士見市を拠点に教育・子育てのサポートを行うNPO法人です。富士見市から教育相談窓口の委託を受けており、不登校サポート・学び直し・独自奨学金・地域ボランティアを通じて、お子さま・保護者・地域に寄り添う活動を続けています。
- 🌱 不登校生サポート・保護者相談
- 📘 学び直し・高卒サポート
- 💴 独自奨学金制度・教育ローン
- 🎵 チャリティコンサート(収益は奨学金活動へ)
- 🧹 地域ボランティア活動
「相談していいのかな?」と迷うレベルでもまずはお声掛けください。お問い合わせフォーム または kyouikuengokai@gmail.com までメールでどうぞ。
親が働く間も、子の在宅学習を見守る「ホームスクール見守り」
「日中ひとりにするのが心配」「仕事を続けられるだろうか」――そんなご家庭のために、教育援護会は在宅学習を見守るアプリ「ホームスクール見守り」を運営しています。AIが学習をやさしくナビし、離席が続けば保護者にメールでお知らせ。無料で始められ、全機能でも月額1,800円です(小1〜中3対象)。▶ ホームスクール見守りの詳細を見る
