定期テストだけでも受けさせたい――不登校と内申点、まず知っておきたいこと
「せめて定期テストだけは受けさせたい」「このままでは内申点がつかず、高校受験で不利になるのでは」――お子さんが学校に行けない期間が続くと、こうした不安が頭をよぎる保護者の方は少なくありません。仕事の合間に成績のことを考えると気持ちが焦り、かといって子どもにテストの話を切り出すのもためらわれる。そんな板挟みの中で悩んでいる方に向けて、今日は「不登校とテスト・内申点」について、今わかっている範囲のことを整理してみます。
なぜ「内申点」がこれほど気になるのか
公立高校の入試では、学力検査の点数だけでなく、中学校の成績(評定)を含む調査書が選考の材料になります。授業への出席や提出物、定期テストの結果が評定に反映される仕組みのため、「学校に行けていない=評定がつかない=受験に不利」という連想が保護者の不安を強めやすいのです。ただし、評定のつけ方や出席の扱いは学校・自治体によって運用に幅があり、一律に「不登校だから不利」と決めつけられるものではありません。この点は、担任の先生や学年主任に直接確認するのが最も確実です。
押さえておきたいポイント
- 定期テストだけ登校する「別室受験」を認めている学校もある――教室には入らず、保健室や相談室で受験できる場合があります
- 評定は定期テストの点数だけで決まるわけではない――授業態度や提出物なども加味されるため、テストが受けられなくても評価の道が完全に閉じるとは限りません
- フリースクールや教育支援センターでの学習が、出席や評価の参考にされる場合がある――学校外での取り組みも記録として扱われることがあります
- 私立高校の推薦・確約は個別相談会での直接のやり取りが基本――学校の先生が代理で交渉するものではなく、保護者・本人が学校主催の相談会に参加して確認するのが基本の流れです
今日からできる具体的なアクション
- 「テストだけでも受けられないか」を担任の先生に相談してみる――別室受験や時間をずらしての受験など、学校ごとに対応の幅があります
- 子どもに「テストを受けるかどうか」を選ばせる――親が決めて背中を押すより、本人が「受けてみようかな」と思えるタイミングを待つほうが長続きします
- 仕事で家を空ける日中、テスト範囲の学習をどう進めるか一緒に計画する――在宅学習を見守るアプリなどを使えば、日中ひとりで勉強していても進み具合を帰宅後に確認しやすくなります
- 評定・出席の扱いについて、学校からの回答を書面やメモで残しておく――後で受験校を検討する際、正確な情報として振り返れます
やってはいけないこと・よくある誤解
- 「テストを受けないと将来がない」と本人に伝えてしまう――不安をあおる言葉は、かえって勉強への意欲を削いでしまいます
- 内申点のことだけを理由に無理に登校させようとする――評定の心配より先に、子どもの心身の状態が最優先です
- 「もう手遅れだ」と決めつけて動くのをやめてしまう――評定や入試制度の運用は年度・学校によって異なるため、確認しないまま諦めるのはもったいない選択です
- 親だけで学校の方針を推測して結論を出す――思い込みで進路を狭めず、必ず学校や教育委員会に直接確認しましょう
頼れる窓口・選択肢
内申点や評定の具体的な扱いは、学校ごと・年度ごとに運用が異なるため、最新の正確な情報は在籍校や各都道府県教育委員会の公式発表で確認することが欠かせません。富士見市・ふじみ野市・志木市・三芳町・新座市・川越市など東武東上線沿線にお住まいの方は、地域の教育相談窓口やスクールカウンセラーに相談することで、学校とのやり取りの進め方について助言をもらえることもあります。「何から確認すればいいかわからない」という段階でも、まずは相談してみることで見通しが立ちやすくなります。
編集部からのメッセージ
内申点やテストのことを考えると、つい「今すぐなんとかしなければ」と焦ってしまいますが、進路の選択肢は一つではありません。テストが受けられなかった、評定が思うようにつかなかった――そうした事実があっても、その先の道は必ずあります。まずは学校に確認し、わからないことは一人で抱え込まず、周りの窓口を頼ってみてください。
教育援護会について
本サイト「教育援護会」は、埼玉県富士見市を拠点に教育・子育てのサポートを行うNPO法人です。富士見市から教育相談窓口の委託を受けており、不登校サポート・学び直し・独自奨学金・地域ボランティアを通じて、お子さま・保護者・地域に寄り添う活動を続けています。
- 🌱 不登校生サポート・保護者相談
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- 🎵 チャリティコンサート(収益は奨学金活動へ)
- 🧹 地域ボランティア活動
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