不登校の子の通院、仕事はどう調整する?――心療内科・カウンセリングへの付き添いと休みの取り方

「今日は病院に連れて行きたいけど、また仕事を休むことになる」——不登校のお子さんが心療内科やカウンセリングに通うようになると、保護者にとって新たな悩みが増えます。子どもの心と体を見てもらう大切な時間である一方、通院のたびに仕事を調整しなければならない現実に、申し訳なさや焦りを感じている方も多いのではないでしょうか。

富士見市・ふじみ野市・志木市・三芳町・川越市など埼玉県西部にお住まいの方からも、「通院の付き添いと仕事、どう両立すればいいのか」というお声をいただくことがあります。今回は、通院を無理なく続けていくためのヒントを一緒に考えてみます。

押さえておきたいポイント

  • 通院先によって役割が違う——心療内科・小児科は体調や薬の相談、カウンセリングは気持ちの整理、スクールカウンセラーは学校生活との橋渡しなど、それぞれ得意分野が異なる
  • 初診は特に時間がかかりやすい——問診や検査に時間を要することが多く、半日仕事を空けることになる場合もある
  • 通院頻度は最初のうちは高くなりがち——症状や治療方針によって、最初は2〜4週間おきなど比較的短い間隔で通うケースもある
  • 子ども一人で通わせるのが難しい年齢・状態のことが多い——特に小学生や、体調が不安定な時期は保護者の付き添いが前提になりやすい
  • 会社の制度は勤務先によって差が大きい——時間単位・半日単位の年次有給休暇、子の看護のための休暇制度など、内容は就業規則により異なる

今日からできる具体的なアクション

  • まずは自分の会社の休暇制度を確認する——時間単位年休や半休の制度があるか、人事や総務に一度聞いてみる。子どもの通院のためと伝えづらければ「家庭の事情で」で十分
  • 通院のスケジュールを月単位で見通す——次回予約を通院時にその場で決めてもらい、早めに職場へ共有しておくと調整しやすい
  • 予約時間帯を工夫してみる——医療機関によっては午後の遅い時間や、待ち時間の少ない曜日を教えてもらえることもある。次回の受診時に相談してみる価値はある
  • パートナーや家族と分担できないか話し合う——毎回同じ人が休むのではなく、交代で付き添える形にできると負担が偏りにくい
  • テレワークが可能な仕事なら、通院前後だけ在宅にできないか相談してみる——移動時間を仕事に充てられると、休む時間そのものを減らせることもある

やってはいけないこと・よくある誤解

  • 「毎回付き添わなければ」と一人で抱え込まない——子どもの年齢や状態によっては、慣れてきた通院先なら一人で通えることもある。医師や本人と相談しながら少しずつ調整してよい
  • 職場に事情を隠したまま無理に休みをやりくりし続けない——体調不良と偽って有給を使い続けると、後々自分自身が苦しくなる。伝える範囲は選べるが、「家庭の通院で定期的に休みが必要」程度は共有しておくと働きやすい
  • 通院すればすぐ状況が改善すると思い込みすぎない——効果や変化の現れ方には個人差があり、焦らず様子を見ていく期間が必要なことも多い
  • 「休みを取りすぎている」と自分を責めない——子どもの通院への付き添いは、仕事の責任感が低いからではない。必要な家庭のケアとして捉えてよい

頼れる窓口・選択肢

  • 勤務先の人事・総務担当——休暇制度や時短勤務の相談窓口。子の看護に関する休暇制度がある会社もあるため、内容や対象年齢は就業規則で確認を
  • 通院先の医療機関の相談窓口・医療ソーシャルワーカー——通院頻度や時間帯の相談、他の支援機関の紹介をしてもらえることもある
  • 市区町村の教育相談窓口——通院と並行して学校・学びの場をどう考えるか、教育面から一緒に整理してもらえる
  • スクールカウンセラー——学校側との情報共有や、通院状況を踏まえた学校生活の調整について相談できる

編集部からのメッセージ

通院への付き添いは、目に見えにくいけれど確実に保護者の時間と体力を使うものです。「仕事を休んでばかりで申し訳ない」と感じてしまう方もいらっしゃいますが、それはお子さんのために必要な時間を作っているということ。無理のない範囲で職場や家族に頼りながら、通院と仕事のバランスを一緒に探していきましょう。

教育援護会について

本サイト「教育援護会」は、埼玉県富士見市を拠点に教育・子育てのサポートを行うNPO法人です。富士見市から教育相談窓口の委託を受けており、不登校サポート・学び直し・独自奨学金・地域ボランティアを通じて、お子さま・保護者・地域に寄り添う活動を続けています。

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  • 🎵 チャリティコンサート(収益は奨学金活動へ)
  • 🧹 地域ボランティア活動

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