通信制高校の費用はどのくらい?——公立・私立・サポート校の学費を比較
「通信制高校に興味はあるけれど、お金がどのくらいかかるのか不安……」——そう感じている方やご家族は多いのではないでしょうか。通信制高校は公立・私立・サポート校の組み合わせによって費用がまったく異なります。この記事では2026年5月時点の情報をもとに、費用の目安と仕組みをわかりやすく整理します。正確な金額・制度は各学校や文部科学省・各都道府県の公式情報で必ずご確認ください。
公立通信制高校の学費
公立の通信制高校は費用の安さが最大のメリットです。授業料は単位制で、1単位あたり336円(全日制換算)と定められており、年間30単位を履修しても約1万円前後になります。これに教科書代・諸経費(スクーリング交通費含む)を合わせても、年間3〜8万円程度が目安です。
さらに「高等学校等就学支援金制度」を利用すると、所得要件を満たす世帯では授業料がほぼ無償になります。埼玉県では複数の県立通信制高校があり、富士見市・ふじみ野市・志木市・朝霞市・新座市などから通いやすいエリアにもキャンパスが設けられています。公立は費用を抑えながら高卒資格を目指したい方に向いています。
私立通信制高校の学費
私立の通信制高校は、学費の幅が非常に広いのが特徴です。年間の費用は20万円〜80万円以上になるケースもあります。費用が高くなる分、サポートが手厚いことが多く、週1〜5日の登校コースの選択、メンタルケア・キャリア相談の充実、個別学習計画のサポートなど、全日制に近い環境を整えているところもあります。
私立通信制にも就学支援金は適用されますが、全日制に比べて支給上限の仕組みが異なります。自己負担がいくらになるかは学校によって大きく違うため、資料請求や個別相談を通じて確認することをおすすめします。川越市・和光市・朝霞市など埼玉県内にも複数の私立通信制高校のキャンパスがあります。
サポート校とは?別途費用がかかる点に注意
「サポート校」は通信制高校に在籍しながら、レポート作成・スクーリング準備・生活リズムの安定などを支援してくれる民間の教育機関です。通信制高校の学費に加えてサポート校の費用がかかる点が重要なポイントです。費用は年間30万〜100万円以上と幅広く、提供するサービス内容によって異なります。
サポート校は「高卒資格は通信制高校で取り、通い慣れた環境で日常のサポートを受けたい」という方に向いています。一人で通信制のレポートをこなすのが不安な場合や、不登校期間が長くて生活リズムの立て直しから始めたい場合に選ばれることが多いです。志木市・新座市・坂戸市・川越市など東武東上線沿線エリアにも複数のサポート校があります。サポート校単独では高卒資格が取れないため、仕組みをよく確認してから選ぶようにしてください。
就学支援金・奨学金で費用を抑える方法
費用が気になる場合、活用できる制度がいくつかあります。
- 高等学校等就学支援金(国):世帯年収の目安が約910万円未満の場合に適用。公立・私立ともに対象。
- 埼玉県の授業料補助:国の支援金に上乗せする形で県独自の補助がある場合があります。埼玉県の公式サイトで最新情報をご確認ください。
- 奨学給付金:住民税非課税世帯を対象に、授業料以外の教育費(教科書代等)を支援する制度。
- 民間・NPOの奨学金:教育援護会をはじめとするNPOや財団が独自の奨学金を設けているケースもあります。
制度の適用条件・申請時期・上限額は年度によって変わることがあります。「申請できるかどうか迷っている」という場合も、まず学校の窓口や市区町村の教育相談窓口に相談してみてください。
よくある疑問に答えます
Q. 公立で十分?私立の方がいい?
費用を優先するなら公立が圧倒的に安く済みます。一方、サポートの手厚さや登校ペースの選択肢を重視するなら私立も選択肢です。「安いから公立、高いから私立」ではなく、自分の生活状況・必要なサポートに合わせて検討してください。
Q. 転入・編入のタイミングで費用は変わる?
前の高校の単位が引き継がれると、卒業までに必要な単位数が減り、結果として費用が抑えられることがあります。在籍していた高校の単位修得証明書は早めに手配しておくと手続きがスムーズです。
Q. 高認(高卒認定試験)と通信制高校、どちらが安い?
受験料だけで見れば高認の方が安く済みます(1回の受験料は8,500円〜など)。ただし高認は「学力の認定」であり高卒の学歴ではないため、目的(進学か、高卒資格の取得か)によって選択肢が変わります。両方を組み合わせるルートを選ぶ方もいます。
費用だけで決めず、自分に合った選択を
通信制高校の費用は、公立なら年間数万円、私立+サポート校の組み合わせでは年間100万円を超えることもあります。金額の差は大きいですが、「どちらが正解か」という問いに一律の答えはありません。
大切なのは、今の自分や家族の状況に合ったペースと環境を選ぶことです。費用面で不安があれば、一人で抱え込まずに地域の相談窓口に声をかけてみてください。富士見市・ふじみ野市周辺にお住まいの方は、教育援護会でも情報提供や相談の受付を行っています。
教育援護会について
本サイト「教育援護会」は、埼玉県富士見市を拠点に教育・子育てのサポートを行うNPO法人です。富士見市から教育相談窓口の委託を受けており、不登校サポート・学び直し・独自奨学金・地域ボランティアを通じて、お子さま・保護者・地域に寄り添う活動を続けています。
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