不登校の親のメンタルを守る「親の会」という選択肢――一人で抱えないためのつながり方
「こんな話、誰にすればいいんだろう」――子どもが学校に行けなくなってから、そう感じたことはありませんか。ママ友との会話で不登校の話題を出しづらい、職場では詳しく話せない、パートナーとも温度差がある。気づけば、誰にも本音を言えないまま一人で抱え込んでいた、という保護者の方は少なくありません。
不登校の子どもへの対応で頭がいっぱいになるあまり、親自身のメンタルが後回しになってしまうのは、とても自然なことです。ただ、その状態が長く続くと、親の気持ちの余裕がなくなり、結果として子どもへの接し方にも影響してしまうことがあります。そんなとき選択肢の一つになるのが、同じ立場の保護者同士がつながる「親の会」「保護者会」です。
「親の会」にはどんな形があるか
ひとくちに「親の会」といっても、運営元や形式はさまざまです。どれが正解ということはなく、自分に合いそうなものから試してみる感覚で大丈夫です。
- 学校や教育委員会が案内する、不登校のお子さんを持つ保護者向けの懇談会
- 教育支援センター(適応指導教室)に併設・関連して開かれている保護者交流の場
- フリースクールやNPOが主催する、保護者同士の交流会・座談会
- オンライン(SNSのグループやビデオ通話)でつながる形の集まり
- 当事者の保護者が個人的に立ち上げた、小規模な親の会
対面が苦手な方、まだ人に話す心の準備ができていない方には、匿名性の高いオンラインの場から始めるという選び方もあります。逆に、直接顔を合わせて話したい方には、地域の教育支援センターや相談窓口に併設された会が向いていることもあります。富士見市やふじみ野市、志木市、新座市など近隣エリアでも、教育相談窓口を通じて保護者向けの案内が得られる場合がありますので、まずは問い合わせてみるのも一つの方法です。
今日からできる、具体的な一歩
「親の会に参加する」と聞くと少しハードルが高く感じるかもしれませんが、最初の一歩は小さくて構いません。
- 学校のスクールカウンセラーや教育相談窓口に「保護者同士がつながれる場はありますか」と聞いてみる
- お住まいの自治体の教育相談窓口や、フリースクールの相談窓口に問い合わせてみる
- いきなり対面ではなく、オンラインの集まりや匿名で読めるコミュニティから様子を見てみる
- 一度参加してみて合わないと感じたら、無理に続けず他の場を探してもいいと自分に許可を出す
- 「話す」だけでなく「聞くだけ参加」でもいい、と気持ちのハードルを下げておく
大切なのは、完璧な場所を一発で見つけることではなく、「話してもいい」「聞いてもらえる」と感じられる場所に少しずつ近づいていくことです。
やってはいけないこと・よくある誤解
親の会は心強い味方になり得ますが、次のような向き合い方には注意が必要です。
- 他の家庭の対応方法を「正解」として、そのまま自分の子どもに当てはめようとする
- 一度参加して合わなかっただけで、「自分には向いていない」と気持ちのつながりそのものを諦めてしまう
- 参加すること自体を義務のように感じ、行けない自分を責めてしまう
- 「弱音を吐いてはいけない」「もっと大変な人がいるから」と、自分のつらさを過小評価してしまう
親の会は、誰かと比べて自分の対応を採点する場ではありません。同じような気持ちを経験した人の前でなら、普段は言えないことも言葉にしやすい、という程度の気持ちで十分です。
頼れる窓口・選択肢
親の会以外にも、一人で抱え込まずに頼れる先はいくつもあります。組み合わせて使ってみてください。
- 学校のスクールカウンセラー、養護教諭
- お住まいの市区町村の教育相談窓口・教育支援センター(適応指導教室)
- フリースクールが実施する保護者向け相談・交流会
- 当団体のような、不登校サポートを行うNPOの相談窓口
- 必要に応じて、心療内科やカウンセリングなど専門機関への相談
各窓口の実施状況や内容は年度や地域によって変わることがあるため、最新の情報はお住まいの自治体や各機関の公式な案内でご確認ください。
編集部からのメッセージ
子どものために頑張っている親御さんほど、自分のつらさを後回しにしてしまいがちです。でも、親の気持ちが少し軽くなることは、巡り巡って子どもにとっても良い影響につながります。「親の会」という言葉にピンとこなくても、まずは「同じような経験をした人と少し話してみる」くらいの気持ちで、当団体にお声がけいただいても構いません。
教育援護会について
本サイト「教育援護会」は、埼玉県富士見市を拠点に教育・子育てのサポートを行うNPO法人です。富士見市から教育相談窓口の委託を受けており、不登校サポート・学び直し・独自奨学金・地域ボランティアを通じて、お子さま・保護者・地域に寄り添う活動を続けています。
- 🌱 不登校生サポート・保護者相談
- 📘 学び直し・高卒サポート
- 💴 独自奨学金制度・教育ローン
- 🎵 チャリティコンサート(収益は奨学金活動へ)
- 🧹 地域ボランティア活動
「相談していいのかな?」と迷うレベルでもまずはお声掛けください。お問い合わせフォーム または kyouikuengokai@gmail.com までメールでどうぞ。
親が働く間も、子の在宅学習を見守る「ホームスクール見守り」
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