運動会当日、不登校の子はどうする?――参加も見学もつらいときの選択肢と、仕事を持つ親にできること
運動会の練習が始まる時期になると、「うちの子、当日どうするんだろう」と気が重くなる保護者は少なくありません。教室には入れなくても運動会だけは出たいと言う子もいれば、逆に「みんなの前に出るのが一番つらい」と話す子もいます。しかも運動会は平日開催のことも多く、仕事をしている親にとっては、練習期間中の子どもの様子をどう把握するか、当日どう休みを取るかまで含めて悩みが重なる行事です。
なぜ運動会は特に気持ちが揺れるのか
運動会は、練習から本番まで数週間にわたってクラス全体で作り上げていく行事です。応援団や係活動、ダンスの隊形練習など、休みがちな子ほど「自分だけ知らない」「今さら合流しづらい」と感じやすくなります。一方で、当日だけ会場の空気に触れることで、久しぶりに友だちと顔を合わせるきっかけになることもあります。「参加させたほうがいいのか、そっとしておいたほうがいいのか」の答えは一つではなく、練習期間中の本人の様子や、これまでの学校との距離感によって変わってきます。
押さえておきたいポイント
- 「競技に出る」以外にも関わり方はある。係の仕事だけ手伝う、開会式や閉会式だけ顔を出す、保護者席から見学するだけなど、段階的な参加の仕方を学校と相談できることがあります
- 練習期間中の欠席と、当日の参加は別問題として考えてよいものです。練習にほとんど出ていなくても、本人が望めば当日だけ参加する道が用意されている学校もあります
- 「見に行く」だけでも本人には負担になる場合があるため、保護者が応援に行くかどうかも、本人の希望を確認してから決めたいところです
- 仕事の休みが取りにくい平日開催の学校も多く、当日の対応(送迎・見学・早退の付き添いなど)は早めに見通しを立てておく必要があります
- 不参加を選んでも、その日の過ごし方を用意しておくことで、本人が「置いていかれた」と感じすぎずに済むことがあります
今日からできる具体的なアクション
- 本人に「出たい・出たくない」を今すぐ決めさせず、「今の気持ちを聞かせて」くらいの軽さで話してみる
- 担任やスクールカウンセラーに、練習期間中の様子(クラスの雰囲気や係決めの状況)をそれとなく教えてもらう
- 当日の関わり方について「全部参加」「一部だけ参加」「見学のみ」「不参加」の選択肢を紙に書き出し、本人と一緒に眺めてみる
- 仕事のシフトや有給の調整が必要な場合は、参加形態が固まる前でも「もしかしたら休みが必要かもしれない」と早めに職場に一言入れておく
- 不参加を選んだ場合の当日の過ごし方(自宅でゆっくりする、フリースクールで別のことをするなど)を本人と決めておく
- 直前まで気持ちが変わってもいいことを、本人にも学校にも伝えておく
やってはいけないこと・よくある誤解
- 「せっかくだから出てみたら」と、親の希望を先に伝えてしまい、本人が断りづらい空気を作ってしまう
- 不参加を選んだことについて、後から「やっぱり出ておけばよかったのに」と繰り返し口にしてしまう
- 当日の対応を学校任せにして、こちらの希望や不安を事前に伝えないまま本番を迎えてしまう
- 参加できた・できなかったという結果だけで、その後の登校状況を判断してしまう
頼れる窓口・選択肢
担任だけで判断が難しい場合は、学年主任やスクールカウンセラー、教育支援センターの担当者にも間に入ってもらうと、係の配置や当日の待機場所など、細かな配慮を相談しやすくなります。富士見市・ふじみ野市・志木市・三芳町・新座市・川越市など東武東上線沿線の学校でも、行事への参加形態を個別に調整した実績を持つところは珍しくありません。「まだ決めていないけれど、選択肢を知りたい」という段階でも、遠慮せず相談してみてください。
編集部からのメッセージ
運動会に出る・出ないは、お子さんの一年を左右するような大きな出来事ではありません。どちらを選んでも、その先の学校生活は続いていきます。大事なのは、本人の「今の気持ち」を置き去りにせず、親も学校も一緒に考える時間を持てたかどうかです。仕事との両立で慌ただしい時期だとは思いますが、無理のない形を、本人のペースで探していきましょう。
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本サイト「教育援護会」は、埼玉県富士見市を拠点に教育・子育てのサポートを行うNPO法人です。富士見市から教育相談窓口の委託を受けており、不登校サポート・学び直し・独自奨学金・地域ボランティアを通じて、お子さま・保護者・地域に寄り添う活動を続けています。
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