在宅勤務の日、不登校の子と同じ家で過ごすには?――仕事の手を止められない親の、無理のない距離感の考え方

在宅勤務の日、画面の向こうでは会議が続いているのに、隣の部屋には学校を休んでいるお子さんがいる。「家にいるのだから、ちゃんと見てあげなきゃ」と思う一方で、仕事の手を止められず、焦りや罪悪感を抱えている方は少なくないと思います。

この記事では、不登校のお子さんがいるご家庭で、親が在宅勤務(テレワーク)をしているときの悩みと、無理のない過ごし方のヒントを一緒に考えます。「こうすれば解決」という答えではなく、ご家庭に合うものを選ぶ材料としてお読みください。

「家にいるのに何もしてあげられない」と感じるのは自然なこと

在宅勤務は、出勤している日より気持ちが楽になる面もあれば、かえって疲れる面もあります。よくある声を挙げてみます。

  • 仕事中に子どもが話しかけてきて、集中が途切れてしまう
  • 子どもが静かだと、かえって「何をしているのだろう」と気になる
  • オンライン会議中の物音や声が、子どもに聞こえていないか心配
  • 「家にいるのに声をかけない自分」を責めてしまう

どれも、お子さんを大切に思っているからこそ生まれる気持ちです。まずは「悩んで当たり前」と受け止めてみてください。

在宅勤務の日に押さえたい3つのポイント

  • 「同じ家にいる=ずっと一緒にいる」ではなくていい:お互いに別々の時間があることは、子どもにとっても安心につながる場合があります
  • 「仕事の時間」と「話せる時間」を見える形にする:言葉で伝えるのが難しければ、メモやカードなどで十分です
  • 子どもの状態は日によって違う:話したい日もあれば、そっとしてほしい日もあります。その日の様子で調整して構いません

今日からできる、小さな工夫

できそうなものがあれば、ひとつだけ試してみる程度で大丈夫です。

  • 朝のうちに「今日は〇時にお昼を一緒に食べよう」など、顔を合わせる時間をひとつ決めておく
  • 会議の予定を、ざっくり共有しておく(「10時〜11時はお話しできないよ」など)
  • 仕事の合間の休憩を、子どもと過ごす時間にあてる。ほんの数分でも十分です
  • ドアに「会議中」「今は話せるよ」の目印をかけておく
  • お昼ごはんや飲み物など、子どもが自分で用意できるものを前日に整えておく

一日の組み立て方は、共働き家庭の平日のタイムスケジュールの記事も参考にしてみてください。

よくある誤解・やりすぎに気をつけたいこと

  • 「家にいるのだから、勉強を見てあげなきゃ」と抱え込む:親が先生役になると、お互いに苦しくなることもあります
  • 様子をうかがいすぎる:何度も部屋をのぞくと、見張られている気持ちになるお子さんもいます
  • 仕事中の自分を責めすぎる:働くことは、家族の暮らしを支える大切な時間です
  • 「昼間は在宅だから大丈夫」と、親だけで抱え込む:在宅でも、疲れはたまります

頼れる窓口・選択肢

  • 在籍校の担任・養護教諭・スクールカウンセラーへの相談
  • お住まいの市町の教育委員会・教育相談窓口(富士見市では当NPOが窓口の委託を受けています)
  • ふじみ野市・志木市・川越市・新座市など、東上線沿線の教育支援センターや相談機関
  • 職場の上司や人事への相談(在宅勤務の日数や時間帯の調整など。制度は会社によって異なるため、勤務先の規定をご確認ください)

制度や窓口の内容は変わることがあります。最新の情報は、各自治体や公式の案内でご確認ください。

編集部からのメッセージ

在宅勤務の日は、仕事と子育ての境目があいまいになりがちです。うまく切り替えられない日があっても、それはあなたの努力不足ではありません。完璧に向き合おうとしなくて大丈夫です。迷ったときは、どうぞお気軽にご相談ください。

教育援護会について

本サイト「教育援護会」は、埼玉県富士見市を拠点に教育・子育てのサポートを行うNPO法人です。富士見市から教育相談窓口の委託を受けており、不登校サポート・学び直し・独自奨学金・地域ボランティアを通じて、お子さま・保護者・地域に寄り添う活動を続けています。

  • 🌱 不登校生サポート・保護者相談
  • 📘 学び直し・高卒サポート
  • 💴 独自奨学金制度・教育ローン
  • 🎵 チャリティコンサート(収益は奨学金活動へ)
  • 🧹 地域ボランティア活動

「相談していいのかな?」と迷うレベルでもまずはお声掛けください。お問い合わせフォーム または kyouikuengokai@gmail.com までメールでどうぞ。

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