学び直し中に「ひとりきり」と感じたら――孤独感との付き合い方と、無理のないつながり方

周りの友人はそれぞれの毎日に忙しく、自分だけが机に向かっている。誰にも進み具合を話せないまま、ふと「ひとりだな」と感じる。学び直しを続けている方から、そうした声はよく聞かれます。孤独を感じるのは、気持ちが弱いからではありません。ひとりで取り組む時間が長ければ、自然に起こることです。

この記事では、学び直し中に感じやすい孤独感の正体と、無理のない「つながり方」を整理します。制度や支援の内容は年度で変わるため、2026年(令和8年度)時点の最新情報は、各自治体や公式情報でご確認ください。

学び直し中に孤独を感じやすい理由

通っていた学校を離れると、毎日顔を合わせる相手がいなくなります。高認(高卒認定試験)を独学で目指す場合や、通信制高校で在宅中心に学ぶ場合は、特に会話の機会が減りがちです。同じ立場の人が身近にいないと、「自分だけが遅れているのでは」という気持ちも重なりやすくなります。

孤独感は、勉強の意欲が落ちたときや、季節が変わって外に出にくくなる時期に強まることもあります。生活のリズムが崩れていないか、あわせて見直してみてください(秋から冬の調子の揺れの記事も参考になります)。

「つながり」は、小さくて浅いものから始めて大丈夫

つながりと聞くと、友達をつくる、仲間を見つけるといった大きなことを想像しがちです。けれど、最初は次のような小さなもので十分です。

  • 顔なじみをつくる:図書館や自習スペースで、同じ時間帯に過ごすだけでも「人のいる場所」にいる感覚が得られます(勉強場所の使い分け)
  • 誰かに今日の一言を伝える:家族や友人に「今日は英語を30分やった」と話すだけで構いません。進み具合の説明は不要です
  • 学校の先生や窓口の担当者に聞く:通信制高校なら担任やスタッフに、困りごとを相談できます
  • 外に出る用事を週に一度つくる:東武東上線沿線の駅周辺まで散歩する、といった軽いもので問題ありません

よくある不安・誤解

「同じ境遇の人としかわかり合えないのでは?」境遇が違っても、話を聞いてもらえるだけで気持ちが軽くなることはあります。わかってもらえなくても、話してはいけないわけではありません。

「人と会うと、比べてつらくなりそう」そう感じる時期は、無理に会わなくて構いません。比べてしまうときの考え方はSNSでの比較との付き合い方にまとめています。

「ひとりで頑張るほうが立派では?」学び直しは、人に頼りながら進めてもまったく問題ありません。頼ることは、続けるための工夫のひとつです。

頼れる窓口・サポート

ひとりで抱えているのが重くなってきたら、お住まいの市区町村の教育相談窓口や、若者向けの支援機関に話してみる方法があります。話がまとまっていなくても大丈夫です(はじめての相談の準備)。就労準備を含む支援については地域若者サポートステーションの記事も参考になります。気分の落ち込みや眠れない状態が長く続く場合は、医療機関への相談も検討してください。

編集部からのメッセージ

ひとりの時間は、学び直しを支える大切な時間でもあります。ただ、ずっとひとりで抱え込む必要はありません。誰かに一言話す、同じ空間に身を置く、窓口に相談してみる。そうした小さなつながりが、続ける力になります。あなたのペースで、少しずつ進んでいきましょう。

教育援護会について

本サイト「教育援護会」は、埼玉県富士見市を拠点に教育・子育てのサポートを行うNPO法人です。富士見市から教育相談窓口の委託を受けており、不登校サポート・学び直し・独自奨学金・地域ボランティアを通じて、お子さま・保護者・地域に寄り添う活動を続けています。

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