学び直し中、SNSで元同級生の近況を見てつらくなったら――比較との付き合い方
高認の勉強や通信制高校での学び直しを進めている中で、ふとSNSを開いたときに元同級生の投稿が目に入り、胸がざわついた経験はないでしょうか。文化祭や体育祭の様子、部活動の大会結果、大学のサークル活動――そうした投稿を見て「自分だけ取り残されている」「みんなは順調に進んでいるのに」と感じてしまうのは、決して珍しいことではありません。学び直しに向き合っている最中は、それだけでも十分にエネルギーを使っています。そこにSNSでの比較が重なると、気持ちがしんどくなってしまうのも自然な反応です。
なぜSNSを見るとつらくなるのか
SNSに流れてくる投稿の多くは、その人の生活の中でも「見せたい部分」だけを切り取ったものです。行事の華やかな瞬間や、うまくいった出来事は積極的に投稿される一方で、悩みや停滞している時期の様子はあまり表に出てきません。つまり、SNSで目にしているのは他人の生活のハイライトシーンであって、その人の日常すべてではないのです。それを自分の等身大の毎日と比べてしまうと、実態以上に差を感じやすくなります。また、学び直しの道のりは人によってペースも進み方もまったく違います。同じタイミングで同じ場所にいる必要はもともとない、という前提を思い出すだけでも、少し気持ちが楽になることがあります。
具体的な付き合い方の工夫
SNSを完全にやめる必要はありません。無理なく続けられる工夫から試してみましょう。まず、通知をオフにして「自分から見に行く」形に変えるだけでも、目に入る頻度をコントロールしやすくなります。特につらくなりやすいアカウントは、思い切ってミュートや非表示にしても構いません。関係を断つわけではなく、今の自分を守るための一時的な距離の取り方です。また、SNSを見る時間帯をあらかじめ決めておく、勉強に集中したい時間はスマートフォンを別の部屋に置いておくといった方法も有効です。そのうえで、他人の投稿を眺める時間の代わりに、自分がその日に取り組んだ勉強や小さな進歩を記録する時間を作ってみてください。ノートやスマートフォンのメモに一行書くだけでも、視線が他人から自分の歩みへと少しずつ戻っていきます。
よくある不安・誤解
「見なければいいだけなのに、それができない自分は意志が弱い」と自分を責めてしまう方もいますが、そうではありません。日常的に使っているSNSから距離を置くのは、想像以上に難しいことです。うまく距離を取れない自分を責める必要はなく、少しずつ工夫を重ねていけば十分です。また、「みんなに置いていかれている」という感覚も、多くの場合は実態より大きく見えている思い込みです。高認や通信制高校、定時制高校での学び直しは、もともと一人ひとり異なるペースで進めることを前提にした仕組みです。周囲と歩調を合わせる必要はなく、自分のペースで積み重ねていくことそのものが、学び直しの本来のあり方だといえます。
頼れる窓口・サポート
比較によるつらさが強くなり、勉強や生活に影響が出るほどであれば、一人で抱え込まずに周囲に相談することも大切です。通信制高校や定時制高校に在籍している方であれば、担任の先生やスクールカウンセラーに気持ちを話してみるのも一つの方法です。また、富士見市・ふじみ野市・志木市・新座市など東武東上線沿線にお住まいで、身近に相談できる相手が見つからない場合は、地域の教育相談窓口を利用することもできます。学び直しに関する不安と合わせて、気持ちの面のしんどさについても相談してみてください。
編集部からのメッセージ
SNSに映る他人の姿と自分を比べてつらくなるのは、それだけあなたが自分の歩みに真剣に向き合っている証でもあります。他人の進み方と自分の進み方は、もともと比べられるものではありません。画面の中の誰かではなく、今日の自分が昨日より少しでも前に進めたかどうかに、目を向けてみてください。しんどいときは、無理に一人で乗り越えようとせず、周りの人や相談窓口を頼ってかまいません。
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