親の「ながらスマホ」、子どもはどう見ている?――スマホと上手に付き合う家庭の工夫
子どもが話しかけてきたのに、画面を見たまま「ちょっと待って」と返してしまった――。そんな経験に心当たりのある保護者の方は、きっと少なくないはずです。仕事の連絡、家事の合間の調べもの、ほっとひと息つく時間。スマートフォンは今や暮らしに欠かせない道具で、使うこと自体が悪いわけではありません。
この記事では、富士見市・ふじみ野市・志木市・川越市など東武東上線沿線で子育てをされているご家庭にも取り入れやすい、保護者自身のスマホとの付き合い方を整理します。子どもに「スマホを控えなさい」と伝える前に、家庭のスマホの使い方をいったん見つめ直してみる、という視点です。
子どもは、親のスマホ時間をよく見ています
子どもは、大人が思う以上に身近な大人の様子を観察しています。保護者がスマホを見ている時間が長いと、「話しかけても気づいてもらえない」「自分より画面のほうが大事なのかな」と感じる子もいます。もちろん、すべての子がそう受け止めるわけではありませんが、次のような様子が見られたら、少し意識してみるきっかけになります。
- 話しかけても返事が遅いと、大きな声を出したり、体にくっついたりして気を引こうとする
- 親がスマホを触っているときに限って、わざと困らせるような行動が増える
- 子ども自身も、食事中や移動中に画面を見たがる
また、子どもにとって親の行動は「普通の暮らし方」の見本になります。親がいつも画面を見ていれば、それが当たり前の過ごし方として伝わりやすい面もあります。
まず「自分の使い方」を知ることから
使い方を変えようとするとき、いきなり禁止にすると反動が出て長続きしません。まずは、スマホで何をしているのかをざっくり振り返ってみましょう。端末の設定画面などで、利用時間の目安を確認できる機能もあります。
- 必要な用事:仕事の連絡、連絡帳アプリ、学校や園からのお知らせ、調べもの
- 気分転換:動画、SNS、ゲームなど
- なんとなく:理由なく手に取って、気づいたら時間が過ぎていた
このうち見直しやすいのは「なんとなく」の時間です。必要な用事まで減らす必要はありません。
今日からできる、小さな工夫
すべてを試す必要はありません。ご家庭に合いそうなものを、ひとつだけ選んでみてください。
- 「スマホを置く時間」を決める:食事中、帰宅後の最初の15分、寝る前など、短い時間から
- 置き場所を決める:リビングの定位置に置くと、手に取る回数が自然に減ります
- 見るときは一言添える:「今、学校のお知らせを確認するね」と伝えると、子どもも事情が分かって安心します
- 通知を整理する:不要な通知を切るだけで、画面を開く回数が変わることがあります
- 家族で一緒に決める:親だけでなく子どもの意見も聞きながら、家族みんなのルールにします
守れない日があっても大丈夫です。「今日はできなかったね、また明日」くらいの気持ちで続けるほうが、結果的にうまくいきやすいものです。
ありがちな誤解
- 「スマホを見ている親は、だめな親」→ そんなことはありません。仕事や家事、情報収集でどうしても必要な場面も多く、罪悪感を抱えすぎる必要はありません
- 「子どもの前では絶対に触らない」→ 完璧を目指すと疲れてしまいます。メリハリをつけることが大切です
- 「動画を見せれば、親も子も楽になる」→ 助けになる場面もありますが、頼りきりにならないよう、使う場面や時間をご家庭で話し合っておくと安心です
- 「うちだけが使いすぎている」→ 多くのご家庭が同じ悩みを抱えています。比べすぎず、自分たちのペースで見直してみてください
頼れる窓口・つながり方
「ついスマホに頼ってしまう」背景に、育児の疲れや孤立感がある場合もあります。気持ちに余裕がないときは、ひとりで抱え込まず、お住まいの市の子育て支援窓口や保健センター、園・学校の先生、スクールカウンセラーなどに相談してみてください。窓口の名称や利用条件は市ごとに異なり、年度で変わることもあるため、最新情報はお住まいの市の公式サイトや窓口でご確認ください。
子どものスマホやゲームの使い方で悩んでいる場合も、同じ窓口で相談できることがあります。地域の児童館や子育て交流の場で、ほかの保護者と話すだけでも気持ちが軽くなることがあります。
編集部からのメッセージ
大切なのは、スマホをゼロにすることではなく、子どもと向き合う時間を少しだけ意識して増やすことです。今日、お子さんが話しかけてきたときに、一度画面を伏せて目を見て聞いてみる。それだけでも、親子の空気は変わるかもしれません。教育援護会では、子育てに関するお悩みをお聞きしています。ひとりで悩まず、お気軽にご相談ください。
教育援護会について
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